［シングルス予選１回戦］
○坂本怜 6-2,6-4 ●アダム・ウォルトン（豪州）
■コート上での勝利者インタビューで坂本は「最高の試合」と振り返った。相手のサービスゲームを冒頭から２度続けてブレークする好スタートで、第１セットを奪った。第２セットは競り合ったが、４－４からの相手サービスゲームでブレークに成功。王手をかけてのサービスゲームは１ポイントも落とさず、きっちり締めた。頭に描いた通りの攻撃的なプレーを披露し、「ほとんどのポイント、特に自分のサービスゲームでは、ほとんどのポイントで主導権を握ってラリーを動かしたと思う」と胸を張った。
■昨年の予選１回戦ではルカ・ナルディ（イタリア）から計４ゲームしか奪えず完敗し、「完全に相手のペースで進んだ。緊張して、ずっと頭が真っ白だった」と明かした。この日も緊張していたと言うものの、「緊張をいいエネルギーに変えれた」と本来のプレーを見失うことはなかった。ナルディは当時、自己最高ランク70位。75位がキャリアハイと、同じような力のウォルトンに6－2、6－4のスコアは坂本の１年間の成長の証しだ。「日本のファンは坂本選手に期待しているが」と問いかけられ、「そうですね。期待せざるを得ない存在だと思うんで。楽しいです」と舌も滑らかだった。
（日本テニス協会）
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