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【2025/9/23】19歳の坂本怜は、93位のブキッチに惜敗

[シングルス予選2回戦]
○アレクサンダー・ブキッチ(豪州) 6-4,7-6(5) ●坂本怜 

■初のシングルス本戦に王手をかけた坂本だが、自己最高48位ブキッチの手堅さに跳ね返された。各セット2度ずつブレークポイントがあったが、ブレークに至らなかった。第1セット4-5からのサービスゲームでは、相手のブレークポイントを二度逃れたものの、3本目はしのげなかった。第2セット後半は押し気味にゲームを進めたが、タイブレークにもつれ、逃げ切られた。総獲得ポイントは74と、ブキッチの72を上回った。しかし、ブキッチは要所で崩れず、坂本はあとひと押しができなかった。

■試合後、坂本は大会イベントのトークショーに登場して試合を振り返った。「(予選2試合を通じて)自分なりに人生で一番のプレーができたと思っている。今日も、負けてしまったが、トータルで取ったポイントは僕の方が2ポイント多かった。大事なところで相手がいいプレーをしてくるので2-0で負けてしまったが、自分なりに成長しているなと思えるテニスだった」。

■また、地元の日本でプレーすることに関して、「“ホーム”でやっている感がある。観客の皆さんににいいプレーを見せたい、見に来てくれた家族や友人の期待に応えたいという、追加のモチベーションがある」と話した。

■故障で大会を欠場した錦織圭が大会イベントのトークショーにビデオで登場、「今年は残念ながら直前でけがをしてしまい、出場することはできませんでした。今、リハビリを頑張って、いち早くコートに戻ってこれるように頑張っています」とファンにメッセージを伝えた。また、IMGアカデミーの後輩で、昨年の大会でダブルスを組んだ坂本怜に「日本テニス界を引っ張る選手に早く育ってもらいたい。活躍を期待している」と語りかけた。

(日本テニス協会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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