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【2025/9/25】アルカラスはアクシデントを乗り越え2回戦進出

【シングルス1回戦】
〇カルロス・アルカラス(スペイン)[1] 6-4、6-2 ●セバスティアン・バエス(アルゼンチン)

■第1セット第5ゲーム。バエスのドロップショットを追いかけようとしたアルカラスがコート上に倒れこんだ。ベンチに戻ったアルカラスはメディカルタイムアウトを取った。満員の観客が固唾(かたず)をのんで見守る中、左足首をしっかりテーピングしたアルカラスがコートに戻ると、スタンドからは盛大な拍手が起こった。さらに4-4から、アルカラスが相手サーブをブレークしてリードすると、今度は小雨が落ちてきて、可動式の屋根を閉めるために試合が中断した。

■こうしたアクシデントは予想外だったが、試合は予想通りだった。アルカラスが、再開直後のゲームでサーブをキープして第1セットを取ると、第2セットも第1、第5ゲームと2度相手サーブを破り快勝した。強烈なサーブ、フォアの強打、角度をつけたバックハンド、巧みなドロップショット。アルカラスの多彩なプレーが再三スタンドを沸かせた。

■左足を痛めた場面を「不運だった」と振り返ったアルカラス。左足首の状態については、「プレーを続けていて状態が安定していたので安心した。クールダウンした後もプレーしていた時と同じなので、結論として悪くないのではないか」と明かした。まだ1回戦を終えただけで、優勝まではあと4試合残っている。アルカラスは「この後、できる限りのことをしていい状態を保ちたい。いい結果を残せるように頑張りたい」と話した。

(日本テニス協会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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