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【2023/9/14】内島萌夏は第1シードの朱琳に敗れる

■木下グループジャパンオープン女子大会(WTA250)は14日、大阪のITC靱テニスセンターでシングルス2回戦とダブルス準々決勝が行われた。シングルス2回戦では、内島萌夏(安藤証券)が第1シードの朱琳(中国)から1セットを奪う健闘を見せたが、第3セットで左足にけいれんが来て4-6、6-4、1-6で敗れた。坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)は第3シードの王欣瑜(中国)にストレート負けだった。ダブルス準々決勝では、第2シードの穂積絵莉(日本住宅ローン)/二宮真琴(エディオン)組が日比野菜緒(ブラス)/本玉真唯(島津製作所)組との日本勢対決を制して準決勝に進出した。川口夏実(町田ローンテニスクラブ)/小堀桃子(橋本総業ホールディングス)組は敗れた。15日からは車いすテニスがスタートする。


【シングルス2回戦】 〇朱琳(中国)[1] 6―4、4-6、6-1 ●内島萌夏(安藤証券)

■第1セット、第2セットと同様、最終セットも第1ゲームは内島のブレークだった。第1セットはすぐに追いつかれたが、第2セットでは内島が続くサーブをキープして、このセットを優位に進めた。最終セットの第2ゲームは朱琳の攻めを内島がはね返す展開で5度のデュースを繰り返した。内島は3度のブレークポイントを切り抜けたが、2度のゲームポイントも取りきれず、最後はダブルフォールトとフォアのミスでこのゲームを落として、1-1に追いつかれた。

■この長いデュースの当たりで内島の足が変調をきたした。「そこからおかしかった。昨日の朝から右足に痛みが出ていた。それをかばっていたせいか、左足がつり始めた」という。その後のゲームでは満足なサーブを打てず、ラリーでも思うように動けなくなった。

■第2セットまでは、ラリー戦で内島が先に展開してポイントを奪う場面が多かった。エースも8本とサーブの調子も上がっていた。「1、2セットは食らいついていって、何とか第2セットは取れたが、ファイナルは体がもたずに残念な結果になった」と言う内島。ただ、相手は世界35位という強敵だっただけに、「35位と互角にやり合えたのは自信になった。今後につなげて行きたい」と悔しい敗戦を前向きにとらえていた。

■中国を拠点にツアーを転戦している内島は、朱琳と同じチームで練習している。試合後、朱琳は「一緒に練習している間柄で仲も良いので、こういう形で終わってより一層残念だ。タフな試合で彼女は良いプレーをしていた。調子も良いと思うので、近々トップ100に入ってくると思う」と話した。


【シングルス2回戦】 〇王欣瑜(中国)[3] 6-4、6-2 ●坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)

■坂詰「トップ50の選手と試合をしたのは初めてだと思う。自分のプレーが通用する部分はたくさんあった。スコア以上に手ごたえを感じている。これからもこの舞台に居続けられるよう、勝っていけるように、さらに上を目指して行きたい」


【ダブルス準々決勝】 〇アナレナ・フリーツァム(ドイツ)/ナディア・キチェノク(ウクライナ) 6-4、6-3 ●川口夏実(町田ローンテニスクラブ)/小堀桃子(橋本総業ホールディングス)

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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