■シングルス決勝に先立ち、最後の公式戦を終えた錦織圭の功績をたたえるトリビュート・セレモニーが開かれた。家族はじめ、錦織を米国のIMGアカデミーに送り出した盛田正明テニス・ファンドの創設者盛田氏、コーチとしてともに戦ったマイケル・チャン氏とダンテ・ボティーニ氏、デビスカップ日本代表でともに世界に挑んだ岩渕聡元監督と添田豪監督、さらに小学生の頃から錦織を支えた「修造チャレンジ」主宰の松岡修造氏らがセンターコートに招かれ、セレモニーを見守った。
■ノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、アンディ・マリー、カルロス・アルカラス、フランシス・ティアフォー、テーラー・フリッツらは動画で登場、錦織の功績をたたえるメッセージを寄せた。また、日本テニス協会の深澤祐二会長から錦織に特別栄誉賞が贈られた。
■元コーチのチャン氏は「並みの選手にはない資質があり、彼ほど教えたことを早く身につけた選手はいない。『僕はやりたくない』などとは、ひと言も言わなかった。圭ほどの選手を指導するのは楽しい経験だった」と愛弟子をたたえた。「私から見たら孫のよう」という盛田氏は、「12歳(最初に接した頃の錦織の年齢)でお父さん、お母さんと離れ、よく一人で頑張ってくれた。あとになって、ひどいことしちゃったかなと実は思った。しかし、1年、2年経ったらどんどん成績を上げた」とユーモアを交えてスピーチした。
■最後にスピーチした錦織は、盛田氏や周囲の人々、両親、姉に感謝し、「大きな目標に向かって突っ走れたことは本当に幸せだった」と述べた。また、「テニスが大好きだし、まだまだやりたいと(選手のメッセージを収めた)動画を見ていて思った。悔いもたくさん残っている。もうちょっと結果も出したかった。でも、すごく楽しいテニス人生を送れた」と率直に心境を明かした。さらに、「まずはちょっと休ませてください。必ず戻ってきて、何かをします。日本のテニス、アジアのテニスがもっと強くなるようにヘルプしたい」とテニス界へのメッセージでスピーチを締めくくった。
(日本テニス協会)
























