ニュース

【2023/10/16】島袋将と綿貫陽介のペアが初戦を突破

【ダブルス1回戦】
〇島袋将(有沢製作所)/綿貫陽介(フリー) 6-4、6-2 ●N.メクティッチ(クロアチア)/J.ピアース(豪州)

■元世界1位で21年東京五輪金メダルのメクティッチと、元世界2位でダブルス27勝のピアースという強豪ペアを、島袋と綿貫が力でねじ伏せた。ともに今季、シングルスでランキングを上昇させている2人は持ち味のサーブがさえて、ブレークを許したのは1度だけ。ネット勝負に出てくる相手ペアに対しては、強打で相手の壁を打ち破って、4度サービスをブレークした。一方的な流れとなった第2セット、最後は島袋の強力なサーブで試合を締めた。

■「格上の相手だから思い切ってプレーしようと話していた。先にブレークして流れをつかみ、終始自分たちのリズムでできた」と島袋が言えば、綿貫が「僕たちは今年いいシーズンを過ごしている。僕も将も自力がついている。シングルスの選手がダブルスをやると、相手もなかなかリズムをつかめないところがある」と応じた。昨年は横浜、神戸と国内のチャレンジャー2大会で組んで連敗していただけに、主催者推薦で出場したツアー本戦での白星に言葉が弾んだ。

■第2日の17日にはともにシングルス1回戦を迎える。C.ガリン(チリ=94位)と対戦する島袋は「明日も今日と同じメンタリティで、この勢いのまま行きたい」と話した。第2シードのC.ルード(ノルウェー=8位)が相手となる綿貫も、「大きな大会は初戦の入り方が難しい。ダブルスで1試合できたのは大きい。ダブルスで格上のペアに勝ったのはシングルスでも相手のプレッシャーになるはず。そういうのを利用して頑張りたい」と初戦突破に意欲を示した。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx