■シングルスは29日に予選を終え、本戦に出場する32人が確定した。第1シードは大会連覇をねらうカルロス・アルカラス(スペイン、ATPランキング3位)。第2シードはフランシス・ティアフォー(米国、8位)で、第3シードがテーラー・フリッツ(米国、12位)。初出場のラファエル・ホダル(スペイン、13位)が第4シードに入った。
■アルカラスは右手首の負傷で4月から約4カ月、ツアーを離脱。復帰戦の全米オープンは8強どまりだったが、心配された故障の再発もなく大会を終えた。9月21日からのレーバー・カップ(英国・ロンドン)にも出場し、フリッツとの接戦を制した。時差の大きい英国からの移動だったが、初戦に向けて仕上げてくるだろう。初戦の相手は難敵、アレックス・ミケルセン(米国、34位)だ。全米では四大大会初の8強入りを果たした22歳。ティアフォーとの準々決勝で、第5セットのタイブレークにもつれる接戦を演じた新星だ。
■2度栄冠を掲げた木下グループ・ジャパンオープンに最後の出場となる錦織圭(ユニクロ)は、第2シードのティアフォーに挑む。先の全米で3度目の四大大会4強入りを果たすなど、ティアフォーはこの夏、最も輝いた選手の一人だ。開幕前に「悔いなく終われるようにしたい」と話した錦織。難敵だが、今も衰えぬ実力を示すには格好の相手とも言える。
■24年覇者のアルトゥール・フィス(フランス、9位)はエントリーが遅れて予選からの出場となったが、2試合を勝って本戦に進んだ。「大変なチャレンジになることは承知していた」と現状を受け入れ、奮闘した。最新ランキングで初のトップ10入り(8位)を果たしたばかり。故障がちで昨年からの離脱期間は8カ月に及んだが、それを乗り越えての自己最高ランク更新だ。「とてもうれしいが、最終目標はここではない」と、さらに上を目指す。
■22年大会優勝のフリッツは予選勝者のハウメ・ムナル(スペイン、64位)と初戦で対戦する。今季、165位のスタートから8月に自己最高の11位に躍進したホダルは、予選を勝ち上がったアドルフォダニエル・バジェホ(パラグアイ、56位)と顔が合う。20歳のホダルはシーズン最終戦、Nitto ATPファイナルの出場権を争うレースランキングで9位につける。8人の枠に入るために今大会でポイントを上積みしたい。
■主催者推薦(ワイルドカード=WC)で出場する島袋将(有沢製作所、108位)はデニス・シャポバロフ(カナダ、46位)に挑む。同じくWCの坂本怜(IMG、137位)はマテオ・アルナルディ(イタリア、37位)との顔合わせ。この難敵を下せば、2回戦でアルカラスと当たる可能性がある。
■アキレス腱断裂のけがで離脱、2週前のデビスカップで11カ月ぶりに復帰したホルガー・ルネ(デンマーク、188位)のプレーにも注目したい。28日には錦織とともに公開練習を行い、力強いショットと軽快な動きを披露した。トップ10から3人、トップ20以内が9人と今回も上位選手が多数参戦、1回戦から目の離せない対戦が続く。
(日本テニス協会)
























